作目別現地等試験実施結果概要項目

リンク先項目  カーネーション

作目別現地等試験実施結果概要:カーネーション

 

カーネーション課題と展示・試験結果の概要(S45〜59)

 

NO,1

 

 

 番号

 年度

 課 題 名

 設置場所

 担当者

 試験区の内容

     結  果  の  概  要

今後の検討事項

 

  

 45

  切花の貯蔵に関する試験

 長野園試

 

8/29〜9/20、7品種0、10、20℃でダンボール箱詰と水挿し貯蔵、期間5、11、16日

 箱詰0℃でイエローシム、ホワイト、ローズピーター 11日以内、10℃でペパーミント他5日以内、水挿しで0℃で大分1号16日以内、粧、ペパーミント他8日以内貯蔵可能、水揚げ花持ち当日切花と変わらない

若切り、赤色系の花色黒変

  

 46

 生育初期の奇形葉、発生原因究明と対策

 池田町

 中原さん

土壌分析

N/10HO処理

 発生個所 PH(Kcl) 7.2、EC 0.15ms/cm2、 P0 2.5mg/乾土100g、生育良 PH 6.8、 EC 0.2ms/cm2、P0 0.5mg/乾土100g、高PH。1/10NH2SO4(≠333倍)原液25g/10aで奇形回復。

NH4−N高との関連

  

 46

 斑点性不明病害の対策

 池田町

 宮沢さん

 SP

斑点病に似た黒点多発

 ヘテロスポリウム菌による黒点病、散布薬剤 をオーソサイド等にかたよらせない、マンネブ剤の散布等が良

 

  

 46

 1回目の摘芯節位とその後の生育調査

 池田町

 内山さん

1〜4節の摘芯、2月

 1-2節では萌芽 生育著しく遅れる。3節から生育良いが、4節ではなお良

 

  

 47

 生育開花に及ぼす温度の影響

 信大

 

5月植え、昼35−夜12、35-10、20-25、20-10、自然温による生育差、修正ピンチとの関連

 昼の高温:ボリュームの低下、側芽発生量の低下、節位の上昇、花の大きさ、斑数、色素量の減少、節数多くなり、発蕾〜発色、開花までの日数が短くなる。ガク割れ、多芯花の増加。

 夜の高温:ボリューム低下、萌芽数の減少、発生節位の上昇、発蕾〜発色、開花までの日数、着蕾までの日数も短くなる。

昼夜の拡差大きいと、草丈、色素量の低下、発蕾までの日数短縮。

修正ピンチの1番花、ボリューム優れる、側枝の生育劣る、発蕾までの日数長びく、ガクワレ率低下する。

 

  

 47

 採穂専用母株に対するN施用濃度が採穂能率及び穂の品質に及ぼす影響

 信大

 

 N 0、75、150、300、600PPm液を7日

 毎に施用6〜11月。

 土壌、植物体分析

 生育、採穂能率、300、600PPm区が優る、萌芽数も高濃度が優る。乾物率は低下。

 穂の発根率は100%で区間差ないが、発根長は600PPmで劣る傾向、採穂部位では、各抜トップ位置の発根長劣る。

 

  

 49

 既存作型における時期別出荷

 量、販売価格調査。

 池田町

 内山さん 

 45、47、49、3ヶ年 6〜12市場の経営実績を分析

 1回ピンチ主体の経営では、9月4半旬を堺として、年平均指数は出荷と単価が逆転し、出荷量は100以下、単価は100以上となる。出荷減に対応する作型が必要。

 

  

 49

 1回摘芯秋切り作型の裁植密度試験

 池田町

 内山さん

 5月1日植無加温ハウス15p×15p 15×7.5、10×10、10×5、7.5×7.5  3本仕立て品種粧。

 10×10p、u当たり100本植  発生枝数410本、切花本数286本、8月25日から80%収穫まで47日が限度。

 

  

 49

 1回摘芯秋切り作型と品種

 池田町

 内山さん

 5月8日直接定植ホワイトシム

 529日直接定植 粧、千曲、大分一号

 ホワイトシム 8月25日から収穫率87%、粧 10/10〜収穫率76%、大分一号10/25〜収穫率45%、千曲 9/20〜収穫率89%。

 晩生種は早植必要。定植期の巾は1ヶ月内外である。

 

 10

 50

 育苗センターの効率利用を前提とした挿芽時の病害感染防止技術の確立。

 岡谷市

 育苗センター

 今井さん

 岡谷市農技連

 挿し穂の薬剤浸漬の有無 、冷蔵の有無 、トリミングの有無 、発根剤の種類、処理法挿芽用土の種類の組み合わせによる処理。

 サラシ粉、アンチホルミン処理はトリミングで発根は良いがロウ質損傷、後の生育で劣る。

 ミスト下の場合、無冷蔵の場合、水上げなしのオキシべロン0、5 粉が可。

 冷蔵したものは、トリミングを加えると良。穂の大きさは調整後3節より4節が良。くん炭よりパーライトが良。

 

 11

 51

 蒸気土壌消毒に対応する施肥体系の確立¾有機素材によるNの肥効特性調査

 岡谷市

 武井さん

 施肥協

 岡谷市農技連

 1月23日施用、2月11日消毒、2月13日定植、カーネーション生 3/10

 牛フン(生)3.2t、牛フン(堆)3.2t、チップ(生)2.8t、チップ(堆)3.5t、樹皮堆肥3.5t、堆肥(ワラ)3.2t、生ワラ1.2t、モミガラ(生)2.8t、魚粕0.32t、で消毒の有無

  無消毒に比べ、蒸気消毒はEC、NO3-Nは低め、NH−Nは高く、しかも長期間維持するので初期のNO3−N、有機の量に注意必要。

 生ワラ、モミガラは消毒の有無にかかわらず、チップ堆肥は消毒により40〜50日頃よりNが収脱されるので管理が必要。

  蒸気消毒区は生育良く、開長期も早まる。又、後半、生ワラ、モミガラ、生チップはN欠症状が認められる。蒸気消毒では堆肥量を多くする。

 

 12

 51

 蒸気土壌消毒に対応する施肥体系の確立−蒸気土壌消毒連年実施口場に対する客土の効果

 岡谷市

 武井さん

川土(諏訪湖土)30/1060t90t

山土 30t、60t、90t、ベントナイト10t、無処理

 生育中の草丈は山土30t、川土60t、無処理が良、開花期は川土90t、60t、が早い、切花本数は山土30t、川土60tが勝った。2番花の立本数は客土区がいづれも多いので、工夫すればいづれの客土区も効果は上がる。ベントナイトは不良。

 

 

 

 

NO.2

                                  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 13

 51

  立枯病原因調査

 岡谷管内

 SP

立枯発生 12口場、8名について症状、水浸漬による白濁度、検鏡調査。

 萎凋細菌8圃場、フザリウム2圃場、疫病1圃場、リゾクトニア1圃場。挿し穂の水上げ防止、購入苗、薬剤対策必要。

 

 

 14

 51

 萎凋細菌病対策 ピューラックスによる水上げ処理と発根。

 普及所

 

ピューラックス・20倍 30分、2h、4h、10倍 30分、4h、無処理

 茎葉浸漬に比し、水上げ処理は障害もなく、発根への影響も見られず使用可能。

穂内の殺菌程度定植後の生育

 15

 51

 発根前の種類、処理方法と発根条件(エレガンスの挿芽床の条件が発根に及ぼす影響)

 岡谷市育苗センター

 今井さん

 岡谷市農技連

床条件 高温1315℃、  多湿、低湿

      低温 9〜11℃、  多湿、低湿

発根剤・ナフサク20pp20h、オキシべロン粉0.5、1% 付着の多少。IBA+NAAの濃度組み合わせ瞬間浸漬、を組み合わせ処理。

 発根剤使用により発根は良くなる。粉剤は多湿区において、ナフサク水上げは低温区で良くなる傾向。

 高温は低温より良い、発根剤と使用条件は床を高温・多湿にし、オキシべロン0.5粉の少量付着が良い。条件の劣る場合は、多量の方が良い。エレガンスは、高温 多湿が良い。

 

 16

 51

 採穂前の薬剤消毒が発根に及ぼす影響

岡谷市育苗センター

 今井さん

岡谷市農技連

ベンレート、ポリオキシンAL、Mダイファー、オーソサイド、プリクトラン、DDVPの 5日、3日、1日前散布無処理。

 いづれの区も発根率に大差がない。発根量では、オーソサイドの1日前処理が劣ったが再度確認の要あり。

 

 17

 50

 切花に対するグリンナー処理の日持ち効果

 普及所

 

グリンナー20倍、5倍を花のみ、全身処理別

 いづれも無処理より2日程延命する。

 

 18

 51

 品種調査比較(中・大輪1部スプレー)試験

 岡谷市育苗センター

 今井さん

 岡谷花卉組合(利用組合)岡谷市

 SP

 普通作型、レナ、〇ノラ、シブヤシム青地系、シブヤシム、〇クローリーシム、ホワイトシム、フローレンスホワイト、〇白粧、◎千曲、粧M、〇粧、粧青地系、ピンクスマイリング、ピーチ、◎ニューレットシム、◎ニューレットM、〇スケニア青地系、◎スケニア3C、レッドダイヤモンド、

 ピーターソンレット、コーラルM、フラミンゴ、くれないつばさ、イエローダスティ、◎イエロースマイリング、アーサーシム、スカーレットエレガンス、◎エレガンス、  ◎最有〇有望

 

 19

 51

 品種特性調査

 諏訪市

 上原さん

 ◎スカーレットエレガンス、ベッティー、◎エクスクイジットセレクト、スターファイヤー、レッドバロン、〇アンソフィー、ホワイトリリアン、〇オーシャンスプレイ、ホワイトコロナ、キューピット、ローヤレット、ミニクイン、リサ、リリアン、オレンジエルフ、ヘブンリーピンク、ツインクル、ストロベリーデライト、◎サムスプライド、〇マリア、オレンジコロナ、ムーンライト、ペティーゲーテ、ゴールディロックス、◎シボリー、コロナ、シロー、ピーター、ブリッツ、トニー、     ◎最有  〇有望

 

 20

 51

 障害(全身黄化)調査

 岡谷市

 鮎沢さん

定植1〜2ヶ月の間に生育良存なものが全身淡黄化する

 NO−N簡易検定(富士平改良型)で1.5r以上で発現。蒸気消毒前、堆肥10t/10a内外〜以上で発生。過湿で助長。

 

 21

 51

 障害(蒸気消毒→定植後生育停滞)調査

 岡谷市

 

定植後、仮植定植したものの、根鉢から出た部分の根が黒化、生育停滞遅延

 過湿、低温個所に発生。土壌環境改善。

 (定植直後から発生)

原因不明

 22

 51

 障害(定植後2ヶ月内外、下葉黄化、生育停滞)調査

 岡谷市

 今井さん

草丈20p内外 育成良好なものが黄化、下葉枯死、根枯死

 冷水多潅水による根腐れ。(潅水用水 氷化水)

 

 23

 51

 高冷地の栽培法試験

 富士見町

農構ハウス

 有賀さん

 SP

3月植、品種比較

         仕立方別

         2回摘芯ピンチ時期

5.1本/株、ホワイトシム5.1、シブヤシム4.4、ニューレット3.5本。

1回摘芯5.7/株、1.5回強(2/4) 4.7本、1.5(1/4)5.5本。

4月24 6.4/株、5/1 6本、5/8 5.2本、5/14 3,5本。

 

 24

 51

 越年作型調査

 岡谷市

  

 今井さん

 小口さん

 SP

2年切越年温度3-5℃ 2年目の経済性 冬切り主体 11℃加温の経済性

2年切り2年目 収量は増、単価低、労力、経費減、燃料代2.36円/本、7-8月のピーク分散課題、経営一部導入可。

冬切り主体 収量、総収入夏切りより低、燃料代12.33円/本

 

 25

 52

 花持ち増進剤の効果

 専技室

 SP

 松筑、諏訪普及所

 南信ハウス組合(藤村さん)

クエン酸+8HQ+砂糖の効果 5品種、24、48h処理

 24hで1〜2月

 48hで1〜5日 延命

 

 26

 52

 塩基バランス 土壌改良目標の設定

 普及所

 

郡立毛品評会連続入賞圃場の土壌分析、7月、5戸

Cao、Mgo、K2O 100 とした塩基組成モデルme比  Cao75%、Mgo20%、K2o5% が平均値。

 

 27

 52

 発根剤 オキシベロン粉、液の比較

 諏訪市

 岡谷市育苗センター

 上原さん

 今井さん

オキシベロン0.5%半分、0.4% 2倍液スプレー、瞬間浸漬の比較

エレガンス、エクスクイジットは 0.5%粉が優れ、キボラ、ノラは2倍液スプレー処理と大差ない。2倍液スプレー処理は粉剤より多湿を避ける。

エレガンス、オキシベロン 0.5%粉、0.4% 2倍液瞬間浸漬大差がない。上苗率2倍液瞬間浸漬が優れる。

 

 

                                                                                                                                

 

 

NO.3

 

 28

 52

 小型冷蔵庫の温度変化調査

 諏訪市

 上原さん

10/1〜10/7、空室運転、自気温度計による調査

中心温度の変動は2.0℃、中心からの変動は最大上に1.3℃下に1.0℃したがって合計 上に3.3℃、下に3.0℃振れる。0℃以下にしないためには、2-3℃にセットが良。

 

 

 29

 52

 蒸気土壌消毒に対応する施肥体系の確率

 肥料の種類と肥効特性

 岡谷市

 武井さん

 施肥協

消毒後、口形1号、IBS1、ていかく、CDU大粒単体、特S222、NF(ロング)360NF100、成分60、30s/10a基肥施肥

生育揃い良く、切花数の多いもの、NF(ロング)360・60kg、IBS1・30kg、60kg、NF100・ 60kg、ついでNF360・30kg、CDU大粒単体60kgであった。 土壌ECは固形1号、IBS1、 S222では高くなる。

 

 30

 ―土壌中の肥料濃度と水分含量が生育に及ぼす影響

 岡谷市

 今井さん

 施肥協

固形1号、IBS1を基肥で60、30kg/10a 水準を消毒後施肥

水分水準は立枯発生により不能。

肥料濃度が高いと、側技発生節位が高くなり、2番芽数が減少し、生長量(芽数×草丈)も劣る、枯れ上り葉枚数も増加、花首の太さも劣る。(EC0.4が良、0.5〜1.0花首のみ優れる、2ヶ月間のEC、対象0.4、 60kg 0.9―2.0、 30kg 0.5―1.0ms/cm2。

 

 31

 ―蒸気消毒の方法と施肥時期、施肥量の検討

 下諏訪町

 増沢さん

 施肥協

吹きこみ消毒前、スパイク消毒前・後施肥口形1号、IBS1、NF(ロング)360、ていかく・基肥60s、30s/10aを組み合わせ。

完全消毒(スパイク)で後施肥が生育促進し、収量増加する。但し、枝枯れ対策等必要。吹き込み前施肥、完全消毒前施肥の差は少ない。消毒前施肥では、ていかく、個形1号、後施肥ではていかく、IB、NFの効果が高い。 ※ECが高すぎたのでていかくが良か?

 

 32

 ―ちっその供給形態と切花品質

 諏訪市

 上原さん

 施肥協

有機全量、有機1/2+IBS1 1/2、有機1/2+固形1号1/2、IBS1 のみ、固形1号のみ

有機全量に比し、IBS1全量、有機1/2+IBS1 1/2は花持ち0.5〜1.0日劣る。化学肥料のみでなく有機を考慮する必要がある。

 

 33

 52

蒸気土壌消毒における方法別地温調査

 下諏訪町

 岡谷市

 増沢さん

 武井さん

冬期、キャンバスホース、ホジソンパイプ、スパイク法における、温度上昇、保持調査、キャンバスホース法では、床面の形、遠近による温度差を調査。サーミスタ利用

殺菌できる65℃1hの保持に、キャンバスホース表層5cmの殺菌には約9446kcal/u、キャンバスホース表層10cmの殺菌には約11335kca/u、スパイクで表層から20cmの殺菌には約15403kcal/uを必要とする。

 キャンバスホースでは、床面は平らが良い、吸込位置から遠い程、昇温差ができるので蒸気誘導が必要。消毒の所要時間は、ホジソンを100とするとキャンバス5cmで71%、10cmで80%、スパイク127%である。

 

 34

 52

 枝枯れに対するポリキャプタン水和剤の効果

 岡谷市

 武井さん

ポリキャプタン、オーソサイド、ベンレート、無処理の比較

散布時期遅れで効果測定不可。ポリキャプタンはスケニア花弁に白いシミを作り開花期使用は不適

 

 35

 52

 ハダニ類に対するダブル乳剤の効果

 諏訪市

 上原さん

ダブル乳剤、プリクトラン(慣行)無処理の比較

ダブル乳剤は、プリクトランとほぼ同等の殺成幼虫、殺卵効果がある。しかし殺卵効果はやや劣る。

花弁への薬害未検討

 36

 52

  〜

 53

 緩効性肥料主体施肥体系別、蒸気消毒方法別肥効

 岡谷市

 武井さん

 (大平→湯田坂)

慣行(魚粕)、IBS1、NF(ロング)270NF180で元肥40kg/10a 内外主体体系、ふき込前施肥、ホジソン後施肥。

切花品質(茎径、切花重、葉先枯少 )は施肥体系では NF、消毒方法ではホジソンが優れる。

収量調査

 37

 52

  

 53

 立枯病(フザリウム)に対する土壌消毒の効果

 岡谷市

 今井さん

 (大平→湯田坂)

NCS 100kg/10a、臭化メチル25、37.5(ドレーンで土洗200/u)62.5(同)、蒸気ホジソン、ふきこみ2h、1h

臭化メチル62.5kg/10a、蒸気ホジソンは効果が高い。但し臭化メチル62.5sは8月上旬、薬害少発生。蒸気の生育優れる。

 

 38

 52

  

 53

   高温期における大型ガラス温室

 の温度分布調査

 南箕輪村

 清花園(加藤さん)

 信大SP

 (湯田坂→大平)

温室内垂直分布、地下5cm、地土65cm、150cm、460cm、11ヶ所、水平分布9ヶ所、室外温湿度、日照生育状況。サーミスタ2台で調査。

 室温は13-14hに最高になり、日没から日の出まで3hに1℃づつ低下する。地温は16hに最高になり、朝6時に最低になる。

 垂直分布では、9-10、17-18hと日平均は65cmが最高温、13-14hは高所程高くなる。 150cm以下の気温低下策が必要。

 南北横、高さ65cmでは南北の位置、中央では西面が高温になる。

 

 39

 53

 越年作型に関する調査

 宮田村

 南箕輪村

 小田切さん

 清花園(加藤さん)

3月定植2回摘芯5℃越年2年切栽培

5月定植1回摘芯8℃越年1、5年栽培の経済性調査

 2年切収量指数2年目154%/3月植え普通栽培、燃料1343円/3.3u、2.1円/本、収穫ピーク6〜9月。

 1.5年栽培収量指数 169/同前、燃料2500/3.3u、3.35円/本。収穫ピーク5〜6月、経営への導入可能。

 

 40

 53

 栽培口場の土層別水分調査

 南箕輪村

 清花園(加藤さん)

 西部開発

 テンションメーターで5cm、15cmの水分、1日を6h毎の水分を気温と合わせ調査

  15cmの水分が5cmより通常PFで0.1〜0.2低く経過するが気温が低いと逆転する。PF1.5〜2(1.2〜2.2)の範囲内で管理している。

日変化は朝高く(湿り)、夕方低くなる(乾く)傾向を示す。

 

 

 

 

NO.4

 

 

 41

 54

 肥料(コーティング)展示 及び施肥量(濃度)と水分の関係調査

 宮田村

 田中さん

 太田さん

 

標準(IB主体)、ロング基肥50、70、90kg/10a、ロング+有機に1回水分量、多・普通を組み合わせ

 コーティング50、70Kgは生育・収量ともに優れ、103−126%増収した。

 今後は使用する有機素材特性等を考慮すると、基肥にコーティング30−40kgをベースに他を組み合わせる方向が良い。その場合の潅水は普通潅水で良。

 

 

 42

 54

 コーティング肥料と蒸気消毒の関連調査

 上伊那管内

 6戸

チッソアサヒKK

消毒前施肥によるタイプ別溶出量収穫後の溶出残量分析。

 ロングは270日タイプ以上でないと蒸気消毒による溶出多く前施肥不可。期間中の溶出は60−90%。

 

 43

 54

 2年作型の経済性調査

 南箕輪村

 清花園(加藤さん)

 SP

2年切作型の1年目、2年目の経済性。定植1月20日、切花53/6〜54/12、越年温度、変温最低6-8℃、品種・希望・ロメオ

  収量 1年目 希望 9.5本/株 、ロメオ9.6本/株

       2年目    11.2         15.4 

  重油 18.9Kl/10a。 この作型の導入は良。

 

 44

 54

 ドレーンベット利用地中熱交換による省エネルギー試験。

 南箕輪村

 清花園、信大、SP

 他、

 熱交換区22℃で地下蓄熱、無加温標準(地温15℃に地中暖房)で地温、水分等比較検討。

  地温は熱交換区の高温場所は地中加温と同等、平均では1〜2℃低く無加温と同等か、晴天日には1〜2℃高くなる。

  生育は標準、無加温より優れる。省エネ効果は現況のメクラブロックで1日1棟1500円内外となる。

 ブロックの改善により、効果増大と思われる。

 

 45

 54

 葉先枯、原因究明(葉、土壌分析)

 伊那、南箕輪村

 南信ハウス伊那地区、農事試

   多量要素を 葉、土壌分析

   明らかな相関 多量要素間で認められない。

 

 46

 55

 幼苗期と成株時の土壌水分調査

 南箕輪村

 清花口(加藤さん)

西部開発

 1年生(定植直後から)と2年生(2年切2年目)について、5cmと15cm下をテンションメーターで調査

  表層5cmの水分は群落の大小に変わりなく変動する、15cm下の水分は2年生では連動して変動するが、1年生では定植2ヶ月(〜4ヶ月)後から変動を始めるが以後も2年生より変動は少ない(上層との水分差が

 大きい)。

  幼苗期は上層と下層の水分拡差ができやすい(下部が過湿になりやすい)ので、1回の水分量等に注意する必要がある。

 

 47

 55

 鮮度保持に関する調査試験

 宮田村

 伊南NK、経済連

 SP

エチレン吸着剤「エースパック」、花持ち増進剤 クリザールホワイト、フレッシュキープ14h、3h、1hの組み合わせ

  「エースパック」の効果が少ない。

  フレッシュキープ14h、クリザール14h、3hは0.5〜1.0日延命する。

 

 48

 55

 立枯病(フザリウム)に対する消毒薬剤・方法試験

 南箕輪村

 清花園(加藤さん)

 バスアミド20kg、バスアミド40kg、バスアミド40+蒸気消毒、臭化メチル40kg

  バスアミド+蒸気消毒が立枯数少なく、生産性高い、蒸気区は生育速度早い。臭化メチルは薬害少発生。

 

 49

 55

 品種調査

 南箕輪村

 清花園

 ロイヤレット、ユキ、ホビー、マダラミニスター、アラビア、チリーブシルバリー、スカーレット、ミニクイン、セリスロイヤレット、ローニャ、

 ミニトップ、ルーベン、イクナー、オーキット、カリプソ、レネゲイド、クレオパトラ、フィオナ、ナディア、KL400、マタドール、ロマンザ

 調査未完

 50

 55

 栽培改善アンケート調査

 伊南

 南信ハウス組合

 駒ヶ根地区

 経営技術の自己評価で経営の記帳、分析、栽培の高温障害対策、土壌水分管理、病害虫防除の農薬、土壌消毒、販売の市場動向について不足。

 作型調査、品種、支立型別、4・5月植、2回ピンチ、1回ピンチ作型の増加、1・2月植の減少スプレーの増加施肥関係実態、使用肥料、施肥体系について(略)

 

 51

 56

 改良ドレーンベット地中熱交換施設の地気温調査

 南箕輪村

 清花園(堀さん)

  サーミスタによる空中、地中、外気温調査。

  二軸2層カーテン、内張り西北面、ポリ+ポリシャイン、他ポリ、外張りビニール下で、外温-8〜-10℃の時、最低室温8〜10℃、最低地温13〜15℃を無加温で確保でき、送風口からの遠近(45m)による地温差2℃以内。

 

 52

 56

 挿穂の乾燥程度と発根剤の種類・濃度・処理方法と発根の関係、試験

 宮田村

 木下さん

 宮田村

 穂の乾燥程度、生・1・2・3段階、オキシベロン0.5%粉、米国製(伊久間氏)20%倍スプレー、瞬間浸漬、オキシベロン0.4%液、2・4・6倍、スプレー、瞬間浸漬の組み合わせ

 穂が生の場合、オキシベロン2倍液スプレー、瞬間浸漬効果高い

 穂が乾燥の場合、オキシベロン4倍、6倍の瞬間浸漬、米国製20倍スプレーの効果高い。

 

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 塩基バランス指標設定試験

 南箕輪村

 清花園(加藤さん)

 施肥協

諏訪優良事例並 3塩基合計meCao75%、Mgo20%、K2o5%、神奈川平塚並、65%、20%、15%、中間の出発で比較、硅酸カリも比較。

  春先(冬期)は神奈川並濃度、夏期は諏訪事例並濃度のものが生育良。濃度の加減がなければ中間出発が1〜3月植では良い。硫酸加里による調整で良、硅酸加里は劣る。

 

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 地下潅水方式による栽培試験

 宮田村

 太田さん

ネット状パイプ、塩ビパイプをドレンチ埋設、ロング、液肥でN施用量(45、60、75kg/10a)を組み合わせ検討。

 慣行栽培より、地下潅水+ロングN45〜60kgがボリューム、花首の太さのバラツキがなく良好根量も多く、立ち枯れ率も少ない。夏の潅水も7〜10日に一回で可。

・連年作付の場合の体系検討。

 

 

 

NO.5

 

 

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 立枯病に対する土壌消毒法と生産力に関する試験。

 宮田村

 田中さん

クロピク、蒸気(9240kcal/u)、クロピク+蒸気(4620kcal/u)、無処理。

収量指数、クロピクを100とした時、蒸気137%、クロピク+蒸気120%、無処理42%で6〜7%以上の増収効果があれば経済的にはペイできるので蒸気併用が良い。

 

 

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 切花鮮度保持剤の検討(クリザールカーネーションVB=STS)

 伊那市

 田中さん

切花、クリザールVB、クリザールカーネーションVB、カーネーションクリザール、フレッシュキープ、プローライフ、蕾切り、フレッシュキープ、つぼみクリザール、3h、14h処理組み合わせ。

3h処理 クリザールVB0.5日・クリザールカーネーションVB2.0日延命、14h処理 フレッシュキープ、プローライフ・クリザールVB0.5〜1.0日、クリザールカーネーションVB4日延命。

蕾切り、フレッシュキープが開花まで1日早く、花持ち0.5日良い。

 

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 57

 赤系品種の花持ち比較

 南箕輪村

 清花園

レッドレナ、スケニア、ロメオの一番花比較7月

ロメオ6日、スケニア6.5日、レッドレナ7.5日

 

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 58

 エネコンの省エネ効果確認

 南箕輪村

 清花園

 (堀、清水さん)

節油機「エネコン」58・2/14〜4/5使用、未使用ハウスで比較

節油率3.8%、シーズン中320h余の稼動時間があれば効果。

 

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 露地エンゼルに対するBAの効果

 辰野町

 市瀬さん

 小林さん

 標準作型2番芽伸長期散布

 1回切作型1番発生伸長期散布

 収量差ない、3番の芽フキ差ない

         、2番生長早い。発生節位同等かやや低い

早い時期での使用

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 露地エンゼルの定植期(苗購入)と収穫パターン調査。

 辰野町全域

 JA辰野

3月29日、4月25日、5月29日導入苗の収穫期調査。

 3月29日苗1回摘芯、7/下、8/下〜9/上・・・

 4月29日苗      、8/上、   /上・・・    がピーク

 5月29日苗  無、1回摘芯  /下〜9/

 

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 上位葉枯死原因調査

 南箕輪村

 清花園

1番花の上位1〜3節葉の枯死発生期、土壌分析。

 塩基バランス上のK欠で発生。

 

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 露地カーネーションの品種拡大

 辰野町

 飯沼さん

 辰野町

スプレー「カリナ」、ドリス系ナデシコ、マイクロ「マイコ」、スカーレットベル、ピンクベルのハウス、露地比較

 露地スプレー「カリナ」、マイクロ「マイコ」は斑点病多発雨除け必要。

 マイクロ5/8植1回摘芯8/下 〜9/上切花、ピンクベル5/25日植1回摘芯、8月切花。

 スプレー「カリナ」4/14仮植1回摘芯、10月切花。

 

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 品種調査

 宮田村

 田中さん

スプレー:ダロカ、リネッテ、メルメド、〇ギアレッタ、スタンダード:ニナ、タンゴバンビ、アリス、ザモラ、コリセ、サネル、カレッセ、◎ドリア、◎ゴレナ、テルスター、オレンジテルスター、ジュリア、〇ピンクジュリア、ラフェロ、〇コランヤ、タイガー、アンネマリー、ミランダ、マタロ、マノン、トルトーサ  〇フザリウム抵抗性大、品質良。

切花数、早晩生未検討。

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 鮮度保持剤試験

 普及所

 清花園

 (加藤、清水さん)

CF5863、CF1(フジ製糖)、STS、STS+BA、品種ノラ、ロメオ、3h、9h処理。

 ノラ、3h処理:CF1、0.5日、STS、STS+BA3.0日延命(無処理5日)

 ロメオ、3h処理:STS3.5日、STS+BA4.5日、9h処理でSTS5日、STS+BA5.5増加(無処理4日)。

 

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 加里低濃度圃場に対する、カーボリッチ(炭酸カリ)の効果及び1回追肥量の決定

 伊那市

 伊藤さん 

 施肥協

6月4日追肥、K2o、7.5、15、30s/10aを1回に追肥、カーボリッチ、硫酸カリ、無処理

 カーボリッチ、硫酸カリとも差は無い、1本重増加効果はないが、葉先枯の減少効果少あり、立枯回避効果大。

CO2の効果検討

 立枯への効果

 再検討

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 立枯に対するバイオファーチ20、 キレーゲンの効果

 南箕輪村

 清花園

 (加藤さん)

バイオファーチ20、50、100200s/10aキレーゲン/10a処理

 バイオファーチ20、100s/10a、キレーゲンs/10a以下で発病率は50%内外(無処理比)で効果有。

前年発病箇所を考慮して検討

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 B欠発生圃場の土壌分析

 宮田村

 小田切さん

 南信試

 品種希望、ホウ砂1s/10a追肥後の土壌分析。

 著発生箇所B 3ppm、軽度個所4ppm、土壌中B濃度3ppmが発生しやすい品種では限界。

 

 

 

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